オーディオスクェアHP

2025年3月15日土曜日

ちょっとした実験をしてみました


先日の8日(土)、DSオーディオの試聴会を開催したのですが

W3という中堅モデルの

カートリッジとイコライザーを中心に

上位機種のMaster3カートリッジ

新製品の真空管イコライザーTB-100

というラインナップで行いました。


ただ残念ながら それだけの内容でも

時間内に収まらりきれなかったので、時間が許せばやってみようと思っていた

当店展示機のE3とW3の比較が出来ませんでした。


E3カートリッジ
   

W3カートリッジ
E3イコライザー



W3イコライザー


W3は、ほぼ真ん中のクラス。

カートリッジはボロンのカンチレバーにラインコンタクト針

一方E3は 入門機でアルミパイプのカンチレバーに楕円針という装備

各イコライザーもそれぞれに呼応するようなコンデンサの投入量になっていて

筐体で比べても圧倒的に違う


W3同士、E3同士の組み合わせはともかくとして以下のようにしたらどうなる?

という実証実験です。

E3カートリッジW3イコライザーイコラーザーをグレードアップしたら)

W3カートリッジE3イコライザーカートリッジをグレードアップしたら)


好みや主観は割愛して、

 ①イコライザーがより良くなると、音楽の量感や安定感など、基本的なところの

  充実感がより上がりました


 ②一方、カートリッジを良くなると、音質・音色がとても繊細で緻密になるが

  情報量が上がっているのに やさしくさえ感じる表現力

  

DS同士でそういう崩した買い方する方は あまりいらっしゃらないと思いますが

DSのカートリッジと他社のイコライザーだった場合はどうでしょうか?

必然的に、同じモデル同士の組み合わせという事が出来なくなりますので
何処のメーカーを選ぶかというポイントは大事ですが
お手持ちのカートリッジに対して、どういう規模のイコライザーなのか?
という実態を掴んでおく必要も大いにあるかなと思いました

時間外での非公式の実験ですが 構想のお役に立てたら幸いです

2024年9月5日木曜日

新展開

お待たせいたしました!

昨今 話題の光カートリッジですが、当店でも常設展示を開始しました。


アナログレコードの再生に於いては レコード音溝に針を落として信号を拾います。

スタイラスチップが取り付けられたカンチレバーの動きに応じて発電している

わけですが、ここが大きなポントになります。

皆さまご存じのMM型やMC型は ここにマグネットやコイルが取り付けられ

磁界の変化を信号に変えています。

光型も基本動作は同じですが、マグネットやコイルの代わりに「遮光板」なるものが

取り付けられており、影の変化を信号に変えています。

細かい説明は省きますが、ここの違いが、再生音の決定的な違いになり得るのです。



 ・DS E3(カートリッジ)   ¥137,500(込)


 ・DS E3(イコラーザー)   ¥165,000(込)


 ・HS-001(ヘッドシェル)   ¥46,200(込)                 




  カートリッジでありながら

  本体のライトが光っています

  これはEQから電源供給されています




カートリッジのエージングはまだまだですが、試聴を開始致します。

皆様の愛聴盤・愛聴針ご持参のご来店、大歓迎です!!

2024年6月29日土曜日

期間限定

ウエスタンエレクトリックから発売の 真空管プリメインアンプが

Western Electric / 91E
本日より7月3日(水)まで、

トレッサ横浜店でご試聴頂けます。

300Bシングルの概要になります。

言わずもがなウェスタンの300Bです。




現在は FYNE AUDIO / CLASSIC Ⅷ と

接続しておりますが、

他にも相性良さそうなスピーカー

いろいろご用意しております。



ちなみに300Bマッチドペア・木箱入りで

     ¥319,000(税込)

91Eは

・ニッケル:¥3,113,000(税込)

・シャンパンゴールド:¥2,915,000(税込)

・ブラック:¥2,915,000(税込)


6月29日(土) ~ 7月3日(水)


2024年6月8日土曜日

アナログオーディオフェア 後記

 去る6月1日(土)・2日(日)の日程で、アナログオーディオフェアが開催されました。

久しぶりに出向きましたのですが、出品者もそこそこ入れ替わっており、、、

聴きたい音、願っても もう聴けない音を考えないようにしながらも

確実に時間は経過しているのだなと感じざるを得ませんでした。


それはさておき

その中でもひときわ目を引いたのは、アイテム的には地味なのですが

前回、当店でも期間限定試聴会を設けた DS Audioから発売されている

その名も「偏心検出スタビライザー」なるものです



私達がレコードを聴く特

普段はなにげにセンタースピンドルにセットしていますが

微妙に「動くんだ」と云う事を知らされました。

レコード再生中は、カートリッジ本体が

ゆるやかに左右に動いている事に気いている方は

少なくないとは思いますが

実はそれがとんでもない事なんだと

分かっておられる方は案外と少ないのではないでしょうか?


詳しい説明は同社のホームページに解説ビデオもあるのでそちらをご覧ください。

 https://ds-audio.biz/products/563/


私が注目したのは、せっかく吟味して手に入れたプレーヤーシステムや

お気に入りのレコードのパフォーマンスが著しく落ちてしまうかもしれない…

と云う点です。

同社の「光カートリッジ」が、レコードの溝に刻まれた信号を余す事無く拾える

逸材だとしたら、それこそ「偏心」はあってはならない事柄と云う事になりませんか?


光カートリッジは今後ますます広がっていくでしょう。

加えて、光カートリッジに対応するフォノイコライザーも今後ますます

増えるらしいです。(年内にも幾つか??

その時に思い出して欲しいです。

レコードの偏心を(可能な限り)矯正しないと

せっかくのパフォーマンスが下がってしまう と云う事。

 もったいない!!!! と云う事を、デス。

2024年4月29日月曜日

 いらかのなみ

甍の波


其の二十九

~ 盾と矛 ~



どんな堅い物でも貫ける矛(ほこ)と
どんな堅い物をもはね返す盾(たて)とを
売っていた商人の故事になぞらえて「矛盾」と云う言葉が生まれた
と言われておりますが
困ったことに、こう云う事象を オーディオの世界でも見かける事があります

何が?とは敢えて触れませんが
(賢明な読者の方々なら 幾つか察しがついた事でしょう)

何の目的でそのことを行っているのかを考えればわかる事でも
考えることを止め
何かをはばかるかのように疑うことをしない
或いは
更に悪い状態になっていたしてもまだ信じようとする

……など、音にまつわるご相談の中で
最も返答に困るのが この「矛盾」タイプなのです

やろうとしていること(=目標・目的)と
実際にやっていること(=方法・手段)との
つじつまが合っていないのに
それこそ「矛」の側面だけ「盾」の側面だけが
クローズアップされているにも関わらず
調和がとれているかのように錯覚してしまう

そういう場合、その指摘も 殆どが受け入れて貰えません
或いは、言葉が届いていないのかもしれませんね
でも!でも!の空しい連呼が続きます

一般的に、矛盾する事柄であってもそれほど根深く浸透し
信じられている場合だと
それを覆すのはなかなか容易ではありません…が…

どんな堅い物でも貫ける矛(ほこ)と
どんな堅い物をもはね返す盾(たて)とが

共存する事はあり得ないのです

2024年4月27日土曜日

速報

 DS-E3のエージング進捗状況ですが

 ・イコライザー:2時間30分くらい

 ・カートリッジ:降ろしたばかり

ですが、盤に降りた瞬間から「!!!!!」

タダモノではないです


時間の許す限り進めていきます

期間限定試聴 DS-E3

まだどこにもないであろう DS Audio の最新カートリッジとイコライザーが

本日(4月27日)お店に届きました。

 









バリバリの新型なので、シェイクダウンからやらなきゃいけないのですが

無論、じっくりやっていられるほどの時間はないので

 慣らしが不完全でもなんでも、

 とにかく皆さまに聴いてもらおう

 ひとりでも多くの方に聴いてもらおう

と云う趣旨でお知らせします

ちょっとした実験をしてみました

先日の8日(土)、DSオーディオの試聴会を開催したのですが W3という中堅モデルの カートリッジと イコライザーを中心に 上位機種のMaster3カートリッジ 新製品の真空管イコライザーTB-100 というラインナップで 行いました。 ただ残念ながら それだけの内容でも 時間内に...