オーディオスクェアHP

2019年7月31日水曜日

KITHIT 登場 !!



フィルム型スーパーツィーター


HIT-STF ¥198,000(ペア/別)
fレンジ:16kHz~75kHz
横浜店 店頭に並ぶのは久々です。

合成分子素材フィルムを半円筒状に加工された

HIT-STFは 前方エリアをカバーするタイプ。

上位モデルには360°カバーするHIT-ST2もありますが

素材を変えずにコストダウンできたHIT-SFTは

充分に魅力溢れるスーパーツィーターに仕上がっています。




早速、TAD/ME-1に装着して聴いてみました。


Accuphase C2850+P7300+DP750
試聴ディスク 先ずはJ.S.バッハの

「トッカータとフーガ 二短調」
   アレシュ・バールタ(オルガン)

「アヴェ・マリア」
   ヒブラ・ゲルズマーワ(ソプラノ)

の2曲

  鮮烈なあのオルガンの出だしは

  一瞬であたりの空気を変え

  洪水のようにたたみ掛けてくる

  また、重低音の沈み込みは見事という以外に言葉がみつからない
 
  まるで漆黒の闇から湧き上がってくる霧が 地を這い覆い尽くすようだ

 
  また、ソプラノはどこまでも透明で、ホールの高さもさらに強く感じさせてくれた

  まさにスーパーツィーターの真骨頂とも言うべき効果



続いて EAGLS “Hell Freezes Over”の中から

6曲目に収録されている Hotel California

色んな試聴イベントなどでもよく使われていて

お馴染みの優秀録音XRCDですから

お持ちの方も多いかと思います



  キックドラムは力強く 量感たっぷりなのに 残響が気持ちよく消えてくれる

  アコースティックギターは鮮やかに響き合いながら

  歓声に押されてボーカルが伸びやかに入って来て その場の空気を支配する

  ライブの臨場感 半端ない !


このHIT-STFをためして感じた私見ですが

 ① 元のスピーカーの音色を変えることなく 低域・高域

   両方向ともに力強く伸びるが、決してわざとらしくない

 ② 部屋の広さにもよりますが(当試聴室は約68㎡、天井高3.5m)

   音の粒子が 部屋中に充満するような密度感がある


総括すると、この気持ちよさは一度味わうとクセになるゥ~です。



上位機種のHIT-ST2は360°に放射、fレンジも100kHzまでと さらにさらに

ハイスペックですが、前方位のみのSTFを追加しただけでも、

「こんなに空間の響きが豊かになるなんて信じ難い」

或いは

「ここが自分の部屋か!?」

貴方も 聞けば きっと思うはずです



2019年7月25日木曜日

Wat's MQA ?



オーディオのソフトの歴史の中で レコードやテープと言ったアナログ音源のあと

CDと言うデジタル音源がスタンダードになって30年ほどになります

以降もSACDやハイレゾ音源などと変遷して今日に至るわけですが

この近年、アナログレコードの復権も見られ、より高音質なものへの欲求も

加速度的に高まったように見えます


スタジオ品質の音を手軽に! MQA


英国人エンジニア、ボブ・スチュアートが開発した音楽コーデックになりますが

難しい話は置いといて、簡単に言うと

→ ファイル容量がコンパクトであるにも関わらず
  
  音のにじみ処理を施しているため

  スタジオ品質の音源を 誰でも、手軽に手に入れられる ←

相当あらっぽく説明すると そういう事になりますか~



   ・データ配信サービス

   ・ストリーミングサービス

   ・MQA-CD



勿論、MQAで元のファイルサイズでの再生をするには

専用のデコーダーが必要ではありますが、再生の互換性があるので

従来のプレーヤーやアプリでも聴く事が出来るのも魅力です


今までアナログ音源にこだわって来られた方々や

SACDをはじめデジタル高音質音源を楽しんで来られた方々にこそ

是非とも体験して頂きたい新しい波のように思えます


2019年7月19日金曜日

いらかのなみ

甍の波


其の七

~ 花より団子 !? ~


Big Name !
Famous Brand !

多くの人々に支持され 更に拡大・発展してゆく
とても 貴く立派なことです

しかして初めから有名(?)などありません
以下の2メーカー、どちらもオーディオメーカーとしての
歴史は浅く 寧ろ無名だと思います


ヤマキ電器 セラミックシェル ¥32,000(別)
アルミナとジルコニアの2type
 例えば上のヘッドシェル
いささかお値段張りますが 試すとわかります
恐らく今までの常識が追い付かないくらいに…



BJ ELECTRIC RCAケーブル1m ¥15,000(別)
線材:PCOCC
RCA XLR Digital 各ケーブル
こちらのケーブルもそうです
過去に抱いていた印象が大きく変わるくらいの
仕上がりになっています

むろん、これらを使えば 直ちに良くなる~なんて乱暴な事は言いません
今までにも触れている 使いこなし は大事ですが
少なくとも知っていて或いは持っていて
損はないアイテムではないかと思い ご紹介致しました

既に多方面でも紹介されていますので
詳細は割愛しましたが 迷われたら思い出して下さい



2019年7月14日日曜日

いらかのなみ

甍の波


其の六

~ 過ぎたるは及ばざるがごとし ~


あまたある(オーディオの)都市伝説のひとつに
ネジ締めがあります
ネジ締めと言っても 私たち自身が行う部分についての話であって
メーカーの完成品をうんぬん言っているのではありません

例えば、スピーカーケーブルカートリッジの取り付けなどで
ありがちなのが
しっかり締める』と云うワードです
実にあいまいな表現で、人によって解釈や力加減も変わってきますが
最も多い解釈が「力任せに締め付ける」だと思います

規定トルク


難しい話は置いといて
ネジ締めには適正範囲危険範囲があると云う事だけ覚えておいて下さい
強すぎる締め付けはネジにも被締体にも
良い影響を与えないどころか、破損したり
再利用できなくなったりすることもありますが…

音が変わる!!


と言ったら、皆さん 興味が涌くのではないですか?
締め方、止め方、接点の概念を根本的に見直すだけで
出音の雰囲気を変えられるとしたら
捨て置けない話ではありませんか!?




2019年7月2日火曜日

いらかのなみ

甍の波


其の五

~ 都市伝説 !?



先日、あるスピーカーのデモンストレーションを行っていた時
たまたま 来られたお客様から
『〇〇は以前から あちこちで聴いてるけれど
今までとまるで違う印象と云うか
こんなに ちゃんと 鳴るんだね!』
と、声をかけられました

どういう印象を持っておられたのか
 もう少し詳しくお尋ねしますと
なるほど!
そう感じられた「原因」がわかりました

即ち、他の場所の他の方の鳴らし方と
私のそれが違ったという事ですが
私が魔法を使ったのでは無く、ほかの方々がわざわざ変わったことをして
そのスピーカー本来の能力をおとしめていただけだったのでした

お客様曰くですが、長い間『ろくなものじゃない』と
思っておられたそうですが
今日で、認識が変わられたそうです

ただ「良かった、良かった !!」
と、喜んでばかりもいられないのです

閑話休題


先程の件もそうなのですが
オーディオの世界にも 言われもない都市伝説や
間違った言い伝えみたいなものがあって
困ったことに
それを(何の疑いもなく)信奉している
業界人が(それ相応に)いると言う事なのです

オーディオは あくまでも個人的な趣味のものですから
なんであれ、その方にとって良好であるなら
それはそれで良いのだと思うのですが

メーカーや店頭でのデモンストレーションとなると
それは 意味が変わってきます

製品本来の能力・器量を 正しく伝え広める

即ち、私達は「正しい音」を知らなければなりませんし
正しい音を聴いて頂かなければなりません
お客様は、その結果として
はじめて 是非を決められるのですから
私達が、真実の姿をゆがめて 伝えてはいけないのです
聴いて失望した方にも
作った人にも申し訳ありません

こう云う 不幸な試聴 が1件でも減ることを
切に願うばかりです


お買い得中古品

真空管のプリアンプ自体が、あまり出回る事が少なく ましてや状態、使用期間などが良い物となると けっこう珍しいと言えます。 Airtight  ATC-5 ・Phono EQ:12AX7 × 3本 ・Line:12AT7 × 2本 アナログ(MM)入力2系統 イコライザー出力1系統...