オーディオスクェアHP

2019年9月27日金曜日

いらかのなみ

甍の波


其の十

~ 青は藍より出でて藍よりも青し ~




藍:蓼科の一年草

『青色の染料の元になっているが

元々の色よりも鮮やかな青色に染まること』から出た言葉で

転じて

『弟子が師を越えるような状態』

での例えに使われることは御存知の通りですが


藍染め、インディゴブルーと云うと

古来から虫よけにも用いられた染料としても知られており

日本だけでなく、世界中に実例があります

一方、蓼食う虫も好き好き という言い回しもありますよね

なんとなく 矛盾(!?)した感じじゃないですか?


実は、こう云った矛盾(?)の類は

森羅万象、あらゆる面に存在していて

オーディオの「音」の世界にも幾つも存在してます

皆さんがよく御存知の例で申しますと


・位相のズレを無くそうと言う一方で SPのマルチ化

挙句の果ては 間違った使い方を誘発しかねないバイワイヤー


・線増幅が理想と言いながら

高度で複雑化する高性能・高級アンプ etc.


これらの矛盾(?)を呑み込んでのトライ、アプローチは

何をどうやって、何処へ進んでいけばいいのか

ホント困りますよね


そこで始めに戻って

青は藍より出でて藍よりも青し

の出番です

師を越える為の秘策と言う大袈裟なものではありませんが

「折り合いの付け方」とでも申しましょうか

理解の仕方とでも申しましょうか

処世術みたいなものです

そんなものがあります !!

2019年9月3日火曜日

いらかのなみ

甍の波


其の九

~ 老兵は死なず、ただ消え去るのみ ~



1970年代

まだ為替が1ドル360円の固定だった頃

いわゆる贅沢品には相応の高い税率が課せられていました

今では死語になってしまいましたが、輸入物を舶来品なんて言い方もしたものです

オーディオで舶来品と呼ぶにふさわしい逸品の一つに挙げたいのが

McIntoshではないでしょうか




始まりの終わり



今ひとつの時代が終わろうとしています

初代の発売から60年ほど経つでしょうか??

真空管アンプの

C-22やMC-257の生産が終わったようです

本国での市場の変化のようですが

これも時代の流れでやむを得ないのでしょうね




憧(あこがれ)憬

ブルーアイズ

雰囲気あるナァ !

力ありそう !!



McIntoshを形容する単語は

いくつもありますが



重厚長大 vs 軽薄短小?


今は大口径スピーカーは主流ではありませんが

そこにこそ落とし穴があります

見た目は 細見で小型化していても

マルチウェイ・マルチユニット化が進み

寧ろ、今の方がアンプに優しくないスピーカーが多いのでは!?



この機会に音楽とオーディオ装置との関わり合いを

足もとから見直してみませんか

当、寄稿をご覧いただいている方なら

ズバリ見抜かれていると思いますが

容姿やスペックばかりにとらわれていると

ことの本質を見失うかもしれません



まだ手には入るようですので

ご検討中の方は

予定を繰り上げても良いのかもしれませんね

お買い得中古品

真空管のプリアンプ自体が、あまり出回る事が少なく ましてや状態、使用期間などが良い物となると けっこう珍しいと言えます。 Airtight  ATC-5 ・Phono EQ:12AX7 × 3本 ・Line:12AT7 × 2本 アナログ(MM)入力2系統 イコライザー出力1系統...