オーディオスクェアHP

2020年10月20日火曜日

 試聴レポート


今回の主役はリード線
敢えて見えづらい装着画にしました
今回はマクソニックのリード線を試聴しました。


~と言っても 市販されていない試作品での話です。


同社では「雅」とか「響」と云う 


所謂PVCで覆われない銅線を使ったケーブルを展開しており、


その素性の良さと その手間の割にはリーズナブル(?)な価格で多くの方に支持されていますが、


その同じ手間暇・コンセプトでリード線作ったらどうなんだろうネ?と云う素朴な疑問を話していたところ


瓢箪から駒的な展開で、この試作品が手元に届いたという次第なのです。


当然ですが、結果はある程度予想していて、関心のポイントは、たかだか3cmほどの線材が


オーディオ機材に どれほどの関わり合いで絡んでくるか~?だったのです。


ですが、結果は 想像をはるかに超えていました。



先ずは想像の範囲内。立ち上がり/立ち下がりのスピードが速いので、音楽への反応が速く


音楽全体のリズム感がとても良くなり、何時間でも聴いていられる感じになりました。

  (逆に、元に戻した時、リズム音痴なレコードを聴いているような気にもなります)


想像を超えてた部分は、深く沈み込む低音ですが、決してもたれる感じはなく


広く深く広がったとしても「地に足ついた音」とでも申しましょうか、


安定感、安心感こそあれ、不快感は皆無。


寧ろ音楽に ある程度の鮮度をもたらす事ができる~と言いますか…


オーディオなんて 所詮、録音された電気信号の再生にすぎないので、


鮮度云々言うのはおかしいかもしれませんが、明らかに臨場感が違いました。



直前に聴いた「中空ネジ」や規定トルクのお話は(おさらいも兼ねて)また別の機会にでも


お話ししたいと思いますが、今回はこのリード線が市販化されるのを心待ちにしたい


という思いを書き留めて結びにしたいとおもいます。

  

新展開

お待たせいたしました ! 昨今 話題の光カートリッジですが、当店でも常設展示を開始しました。 アナログレコードの再生に於いては  レコード音溝に針を落として信号を拾います。 スタイラスチップが取り付けられた カンチレバーの動きに応じて発電している わけですが、ここが大きなポントに...