いらかのなみ
甍の波
其の二十六
~ 大は小を兼ねない!? ~
さて、世の中は霜月
賑わいの収穫祭と 師も走ると言われている年の瀬の狭間にあって
冬の入り口に立ったような静かな時間を楽しんでおられる事と存じます
先日、あるラインコントロールアンプの詳しい仕様を
メーカー担当者に直接問い合わせした時の事です。
前述のようにライン限定なので、フォノ仕様或いはフォノ対応可能な
EQ搭載型の既存モデル、或いは今後の予定はないのか~と云う内容です。
現状の筐体内部には相応の広い空間があり、
フォノアンプの一つや二つ楽に入れ込めそうなくらいだったので
その事を(気軽な気持ちで)申し上げたところ
予想だにしていない、とても頼もしい返答がかえってきました。
『その空間は音の為に必要な空間なのです!』
予想もしない角度からのカウンターはバッチリ決まりまして
絶句したあと暫くして
お詫びと、改めて仕切り直しの質問に……。
そのあとの質疑応答は割愛しますが、とても有意義なものになりました。
一見 無駄に見えたり、不要に見えたり、余裕にみえたり…
そこにも意味や役割があるという事を改めて気付かされました。
これぞオーディオの醍醐味!
そのような視点で もう一度見直してみる部分にこそ
より良い音楽空間への扉が潜んでいるかもしれません!!
秋の夜長は まだ 真っ盛り デス