Fyne Audio CLASSIC Ⅹ(10)
本日は スコットランド(英)に、2017年に興したスピーカーの専門メーカー
ファインオーディオの製品試聴のレポートを挙げます。
そんな 新興メーカーなのに…と思われる方は多いと思いますが、
実は、ここの主要メンバーは、かつてTANNOYの中枢に在籍していて
設計や生産に関わってきた人達で興したファクトリーだからなのです。
言わば、TANNOYの音を知り尽くしている人達が作った製品が
TANNOYとは どう違うのか或いは違わないのかと云う視点で
聴いてみました。
《まっさきに、TRIOとKensonic(=Accuphase)みたいと思いましたが
間違っておりましたら、関係者の皆様ごめんなさい m(__)m 》
試聴機は ClassicⅩ(10)
・2Wayダウンファイアーリングポート
ツインキャビティ、BassTrax
Tractrixディフューザー
と云うとてもとても長~い型式です
・f特性:28Hz - 26kHz
・クロスオーバー:750Hz
2WayなのにAtt.が2つあるように見えますが
※下部左のツマミ:ENERGY
※下部右のツマミ:PRESENCE
類似点は何といってもその見た目。
同軸・2wayと云うユニット構成。
見た目的には(ウーファーサイズは違いますが)TANNOY/Cheviotですかね。
相違点とおぼしきものは
先ず、ウーファエッジの特殊なリブ構造が目を引きます。
そしてその名の通りの「等方性音響放射」と云う低域の間接音の出し方と
クロスオーバーポイント(TANNOYは1.3kHz)あたりでしょうか!?
実際に試聴した印象です
(あくまでClassicⅩで、以前聴いたF1-12とも違うと云う事は予め申し上げておきます)
良くも悪くも同軸2wayのなせる業は良く似ています。
そこで違ってくるのが先に挙げた構造部分と云う事になるでしょうか?
低域の直接音は、エッジの効果と思えますが、歯切れも良く
広がる様は確かにディフューザー(?)の効果でしょうか、床に等しく
広がる感じです。
クロスの違いは楽曲によって効果的だったりもしますが、この辺りは
好みの分かれるところになりそうです。
たいへんざっくりしたレポートになりましたが、特にClassicシリーズは
良くも悪くも、非なる部分を持ちながらも、共通点も多くあると云う
結論に達しました。
また新情報を発信できる時には追記致します。