いらかのなみ
甍の波
其の十八
~ めでたさも 中くらいなり おらが春 ~
江戸時代の三大俳人のひとり 小林一茶 の有名な俳句ですが
その読まれた背景や状況を知るごとに
なんとはなしに現代・現時点に重ねてみてしまうのは
私だけでしょうか!?
「中くらい」と評する背景には浄土真宗の 他力本願 という思想があるようで
なんであれ、活かされている事を「まぁ良い」とする発想は無理からぬ事と思います
専門外の俳句の事はこれくらいにして
今回 注目して頂きたいのは 他力本願 と言うワードです
メディアに収められた音源を再生するオーディオ機器は
殆どが 電気 で動いていますね
かなり強引な持っていきようだと云うのは重々承知していますが
家庭に送電される電気の質によって 結果としての音に
少なからず 影響があるとというのは 皆さんもご存じのはず
電気の質を云々言うのは置いときますが
そこに依存しているんだと云う点に注目して頂きたいのです
要するに活かされている度合いはともかく
あまり良くない < まぁよい くらいまで幅広く使われる「中くらい」なら
少しでも良い方向にベクトル修正したいものだと思うのです
特に拾い上げる電流が小さなアナログレコードに於いては
その質によって 如実に影響を受けていることを痛感されるでしょうから
水平や垂直の物理特性にしても…
締め付けトルクにしても…
電気・電磁系ノイズにしても……
様々な風雨にさらされ 直接的な打撃も受けやすい訳ですから
逆に一つずつ改善されることによって、
音が音楽になり
音楽が琴線に触れるまでに昇華し
行間の もじ までもが読み解ける
ように感じることが現実のものにできるのです