去る10月14日(土)、当店試聴室で開催しました DS Audio の光カートリッジの
試聴イベントでしたが、熱心なアナログファンの方のご参加で
まれに見る熱気あふれた試聴会になりました。
事の発端は まだ残暑厳しい9月のこと。
従来の方式では再現しきれない、光カートリッジならではのユニークな構造や
その音楽性を是非聴いて欲しい、、、、と云う所からの企画でした。
参加された方の中には、1回目の公演だけでは物足りなかったのか
2回目の公演も参加された方々も数名いらしたほど。
確かに、磁界の中を動くカンチレバーと違って、もっと自由に動いている
イメージは、その出てくる音からうかがい知る事が出来ましたし
何と言っても、かけるレコード盤ごとの解説や聴きどころなどの説明が
皆さんが最も期待を寄せていた部分であることは 間違いありませんでした。
オーディオは音楽を聴く為の装置ですがその音の出し方は様々です。
膨大な情報量と知識を持ち、且つ、音楽への造詣の深さも尋常じゃない、、、、
そんな人を 私はまず知りませんが
その方が鳴らす音(音楽)は 既に彼であり、余人が真似できるレベルの
ものではありませんでした。
磁界と云うくびきから解き放たれた光カートリッジのスゴサは無論、
ピカ一のセッティング技術からほとばしる音楽はどれもこれも一級品。
まさに最高のエバンジェリスト(伝道師)が生涯を賭して残したものに
なってしまいましたが、
レコードユーザーの方には、是非、ご自身の聴きなれたレコードで
その凄さを体感して欲しいと思いました。