いらかのなみ
甍の波
其の十一
~ いつか見た少年の夢 1~
時は昭和46年(1971年)
国内では「う~ん、〇ンダム」と云うCMが流行り
「顎に何か付いてるよ」と言っては
顎を触ると このフレーズ!
♪ 振り向かないで〇〇の人 ♪
後ろからちょんちょんと肩をたたいて
振り返った瞬間に このフレーズ!!
そんな事をやって友人たちをからかっていたものですが
一方、TVの唄番組では
天地真理(水色の恋)、南沙織(17才)、小柳ルミ子(私の城下町)etc.
彼女たちを見ない日はないほどでした
当然、私も大好きでしたが、当時の好きな曲を挙げると
枚挙のいとまはなく 次から次へ浮かんで収拾がつきません
・あの素晴らしい愛をもう一度 ~ 加藤和彦と北山修
・戦争を知らない子供たち ~ ジローズ
などは、比較的近年 懐メロCDで買いましたが
当時、欲しくても買えなかった曲を
今更ながらに買って 楽しんでおります
所謂 “大人買い” でもありませんが
今なら買えるわけで
何十年もの時間を埋めあわせするかのように
買い漁っている次第です
それでも、一番のお目当ては、長年 不明のままでした
当時、それは 突然、TVから流れてきました(CMソング)
本当に一瞬で虜になりました
声も歌い方も、まぎれもなく吉田拓郎 !! … なのに
拓郎ファンの友人らに聞いてもわからず
どんなにアルバム等を聴いても 行きあたらず
およそ40年間、分からずじまいだったのです
ところが、ある日、ひょんなきっかけで
『あれはナショナル(=Technics)のCMソングで非売品だったから
市販はしてなかったはずだよ…』
と、教えてくれる人があり、あまつさえ
ご実家がナショナルショップだったことから
当時のものが残っていないか 探してまでくれました