中堅どころの実力や如何に!?
YBAから発売されているフォノイコライザーを 遅ればせながら聴いてみました
PH100 ¥328,000-(別) |
プリメインアンプ A100が¥380,000-(別)
する事を考えれば、如何に張り込んだ
作りになっているかは想像つきますが
それにしても フォノアンプと言うものは
(造り手にとっては)往々にして難易度が高く
技術のみならず、人柄のようなものが出たり
或いは何を考えて作ったものかなど
他の装置以上に「意図」が透けて見えるものだと思います
言ってみれば YBA(Yves-Bernard ANDRE)自体が アンドレさんそのものなので
音楽観のようなものは従来から表現されていたのですが
このフォノイコライザーを通して聴いてみた時 彼が、私達に
『音楽をどのように聴いて貰いたいか』
が分かったような気がしました
30万円台フォノEQとして 他のメーカーも含めて検討すると
あくまでも個人的には「帯に短し たすきに長し」的な感想は否めなかったのですが
これは 目の覚めるような音を出さないくせに、聴き手を退屈させない 魅力を持ち
非常に自由に創造・想像できる点において 秀逸の出来栄えと言って良いと思います
出力は RCA×1組
MCはトランスにて昇圧
・MM 47KΩ 45dB
・MC 2-100Ω 65dB
レコードを無心に聴きたくなる
(或いはその気にさせる 分をわきまえた)フォノアンプと言って良いと思います。